パンサー尾形＆サンシャイン池崎の回を絶賛されている感想が多いですが（確かに面白かったですが）、個人的にはアンガールズ田中の回が断トツで面白かったですね。今までの回では、シーズン1では「ノルディック親父」「長州力」「声カスカス男」シーズン2では「イジリー岡田」の4本が面白かったですが、この4本に匹敵するかも。特に後半は、この4本を超えたかもしれないくらい笑いました。ただし、条件があります。笑えるのは成人男性だけかもしれません。あと、家族や彼女と一緒に観ないことをお勧めします。～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～2021年1月2日 追記すみません。No31の島田珠代があっさり田中を超えていきました。3回のボケを何回観たことかわかりません。全シーズンを通しても最高だと思います。あと、No40の瀬下も破壊力抜群です。大悟のツッコミが合わさることで、こちらもめちゃくちゃ笑わせてもらいました。

千鳥の腕はたしかだけど、ゲストによって、どうしてもつまらないときはある。しかも、最近、ゲストが面白い人が少ない気がしている。シーズン１のときはおもしろかったけど、最近はびみょ～であまり見ない。千鳥おもしろいし、テーマもいいから、どうか、面白いゲストをよんでほしい。

この番組は笑いの可能性を広げた歴史的な番組と言えます。ああそうなんだ。面白さってどこにでもあるのだなと感じられる。私たちが気がつかない日常風景の中に潜む面白さの断片を言いたい放題の岡山出身の二人が気ままに拾い上げる。視聴者は普段はスルーする場面から発掘された笑いに、「あ、そういうことか(笑)」とやっと気がついたり、「なるほどな、わかる(笑)」と妙に感心して納得したり、あるいは「これ面白いな(笑)」と新しい笑いの門を開きます。恐らくはこれは千鳥だからこそ面白く成立する番組です。この二人のツッコミどころをシンプルにわかりやすく伝えるスキルの高さは地球上最強ではないでしょうか。タイプは多少異なるようで、優しそうなノブのツッコミの容赦のなさは笑えます。大吾はより本質を見抜いてる感じがします。二手三手先を読んだ上でコメントを布石として置く演出力の高さは敬意を抱くほど。とは言っても型にはまってるわけではなく、辛口ツッコミを二人ともやることもあれば片方はフォローに回ったり、流動的に役割を変える柔軟性はさすがとしか言いようがありません。とにかくこの番組のおかげで日常の中で面白いポイントを多く見つけるようになりました。本当に笑いってどこにでも転がっていて、物事の見方や角度を変えるとそれに気がつきます。普段の暮らしの中でユーモアを発見できる、人生が豊かになる番組だと思います。

すえひろがりずワクワク大好き、

数字のTAB譜や形のダイアグラム弾いているギター奏者が多い中で、一体どのくらいの人が簡単なメロ譜を渡されて歌うことができるだろうか？おそらく、他楽器経験ない場合20%くらいかなと思う。それだけギターでは楽譜を使わない文化が定着してる。この本では楽譜を歌うことを通じて、相対音感と本当に身につく音楽理論を学んでいくことができる。何せ使う楽器は自分の歌。他に何も頼るものはない。アカペラで8小節くらい歌ったあと、最後の音が合ってるかピアノで確認してみると、1/4音くらいずれていたりと、自身の気づかなかった弱点が見えたりする。本当に素晴らしい本。

始めてから2週間ですが、地道に続けようと思います。空き時間にGarage Bandで音を取りながら、一つづつこなしていっています。僕の場合、結果や効果について色々考え始めると願望と現状の差に絶望して辞めてしまう性格なので、あまり深く考えずにとりあえずどんどんゲーム感覚で歌って進めています。本書に書いてある方法で12key歌ってみて、最後の音に正しくたどり着けるかどうかで一喜一憂しています。こなしていく内に間違いやすいKeyがあったり、特定のフレーズで引っかかたり、苦手なインターバルが見つかったりして、面白いですよ。そういうのはどんどん赤でチェックマークを入れていて、2周目で弱点を強化しようと思います。

毎日、短時間でも（集中するときはそれなりの時間）、この本にあるエクササイズの音源も使って、楽器を弾くのと、プラス自分の声を出して地道に練習をし続けています。通勤の車の中でもやってます。（音源は著者HPから無料でダウンロード）　2020年から、この本の最初の方の、㋐ダイアトニックの各音程に半年間取り組み、その次に㋑♭♯の変化音の音程とスケールを半年～1年やり、同時進行で㋒スタンダード曲（最初はCのキーに移調して、次にF、B♭他）のテーマをソルフェ（この1年間ほど）を練習しました。行きつ戻りつしながら、だんだん変化音（♭♯）ができるようになりました。　練習を始めてから1年半ぐらいたった頃から、12音のインターバルが聞き分けられるようにだんだんなってきて、自分の声やギターで、意識して音程が出せるようになってきました。そして、自分が出したい音やメロディを、声やギターで心地よく鳴らせるようになってきました。今、即興演奏がさらに楽しくなってきています。というか、本当の即興演奏らしくなってきていて、おもしろくなってます。ダイアトニック以外の変化音の名付けをもう少しできるといいなと思っています。また、よくあるキーに移調することもまだまだこれからです。（現在、2021年9月）　自分の声を出して、音程やメロディーを、ソルフェージュで頭と身体でつかむことの中で、自分のギターの弾き方が、それ以前と大きく変わってきたと感じています。出したい音を弾く前にイメージし、それがギターの指板上で出せるようになったきています。また、ギターを弾くと同時に自分が心の中でうたっているように弾くことができてきていると感じています。そして、相手（ギターの先生や友達、CD名演、オケ）のやっていることがよく聴こえてきて、合いの手や反応がうまくなっていると感じます。　最近は、著者の2冊目の『Jazz Solfege2』の4章「コードをソルフェで歌う」のトライアド、7ｔｈコード、展開形をやりはじめています。また、ソルフェの「移動ド」を耳で聴いて流れをつかむことと同時に、メロディや曲の構造・流れが頭で記憶できイメージできてきて、即興演奏のボキャブラリーの選択肢が広がってきました。また曲作りのイメージも広がってきています。　即興演奏への行き詰まり感のあった自分が次のステージに技術を上げるためには、ソルフェージュが必要だと思っている中で、このソルフェ（バークレー式）の本に出会えて良かったです。実は、この本を2016年末（今から4年前）に購入しましたが、当時ちょっとやったけど、その後約3年間は本棚に眠っていました。　私のギター歴は35年ほど、それなりに弾けるけどワンパターンだし、指板を手癖や形で弾いてきた。それはそれで楽しいのだけれど。ジャズの即興演奏に憧れ、即興演奏の技術を身につけたくて、地元で活躍しているプロのジャズギタリストに思い切って習い始めました（4年前）。情報が多い中で何から手をつけていいかわからず、とりあえずプロの人に習ってみようと始めました。　レッスンを3年と続けている中で、ジャズの即興演奏の技術の中で、イヤトレやソルフェージュの重要性や効果をあらためて感じ考えてきました。私のギターの先生は、バークリー音楽大学出身で、この本のようなソルフェージュの方法を大学でやったとのことです。ソルフェージュやイヤートレーニングの方法論をいろいろ調べ、このバークリー式のソルフェージュの方法に興味を持ちました。変化音（♭♯）を簡単に名付け理解できる（身につけるのはそれなりにかかるが・一定身につけたらとてもわかりやすい）バークリー式のソルフェージュは、とてもわかりやすくて効率的な方法ではないかと思っています。　ギターの先生にアドバイスをもらいつつ、ギターの練習の中の一部にソルフェを取り入れていきました。また、ジャズをやろうと思い立った時、楽譜も読めるようになりたいと思い、少しずつ慣れていくためピアノも弾いてソルフェを練習しました。　また、本に出会った当初、ホームページで著者の音楽人生を読んで、さらに興味を持ちやってみようかなぁと思いました。最初は挫折しましたが、今では、これまで書いたとおり、効果が出始めていて楽しくなってきて、毎日の練習のルーチンにする努力をしています。　地道な基礎練習の中で、身につくことの実感や、即興演奏の技術にそれなりの効果が出てくるのは、かなり時間を要するんじゃないかと思い取り組んでいます。高度な技術である即興演奏の技術を身につけることから考えると、ソルフェを最初に苦労して身につけた方が、後が楽かなと自分に言い聞かせて取り組んでいます。「いい耳」と「自分らしい自由な即興演奏」は人生の長い年月が要するものだと思うからこそ、効率のよいと思われるバークリー式を基礎としたこの本のソルフェージュのエクササイズをやってみようと思いっています。この1年半やってみて、さらにそう思います。　自分の場合は、特にギターの先生（バークリー音楽大学出身）のレッスンでモチベーションを高め、アドバイスをもらいつつ進めたことが良かったと思います。また、日課にしてやるんだと深くは考えずに、とにかく決めて、通勤の車の中でルーチンでやっていたりすると、毎日の事なので、習慣になっていたりします（音源が役に立っています）。習得は長期記憶の身体的なメモリーだと思うので、短い時間で毎日続けるようにしています。練習メニューは、本の内容に沿っていますが、日課としてを考えるのは苦労します。練習始めた頃はとにかくやってみました。1年半経って上記のように少しづつ効果が実感できてきて、響きを感じることが楽しくなってきているので、なんとか続けています。

よく出来ている。はっきりって移動ドをこれほど新しいと思ったことはない。今まで日本で一般的だったソルフェージュとの決定的な違いを二つほど。１．ドレミにシャープやフラットをつける方法を確立いや、これはひょっとしたらバークレーに限らずアメリカでは結構昔からやられていたのではないかと思われる。下手したら技自体は戦後すぐ位に開発されていたかもしれない。シをティと読むのはサウンドオブミュージック以来の伝統だから。具体的にはdo di re ri mi fa fi sol si la li ti do ti te la le sol se fa mi me re ra doこれで１２音をフラットとシャープで表すという荒業を指導している。これは使える。臨時記号があっても転調しないという現象は、実はシューマンくらいから既に存在しまくっていた現象であり、ドビュッシーなどの時代になると教会旋法が全盛になり、従来のドレミがあまり意味を成さないようになってしまった。この問題は近代に至るまで解決しないままに数字で書きつつ、２４の調（つまりそれぞれの音に１２の長調と短調）で読むことによりカバーしていた。だから機能数字は絶対だった。機能数字を書かないと自分が今歌っている調が長調なのか短調なのかすらわからないからである。然るにこの表記方法だと、乱暴な言い方をすればハ長調とハ短調をかなり同じに近い感覚で読むことになる。和声的短音階だとdo re me fa sol le ti doとかかれるわけだ。今までの読み方ではこれは単にドレミファソラシドと読んでいた。だから短調と長調という呼び方は非常に大事だった。いや、今でも大事なのだが、頭の中での処理の仕方はだいぶ変わってくる。要は今までは２４の調として意識していたのが、１２の調の長調と短調という考え方になるのだ。もう、この時点ですごい。少なくとも移動ドとしての思考回路における調が１２個になってしまったのである。これだけで十分とんでもない。そして、ここでは煩雑になるから書かないが、教会旋法が全てこのやり方で説明できてしまう。ピアノをギタリストと同じ概念で読むと言う荒業が出来てしまうのだ。ピアニストの多くが旋法を理解せずにひいてきたものだが（これは致し方ない。そもそも旋法と言う概念は弦楽器、それも張られているものを同時につまむものが優位に分かるように作られている）、これからはピアニストがそういう言い訳を出来ない。つまり、ドビュッシーですら移動ドで読めてしまうのである（いや、前から読めてたんだけどね。フラットの脳内変換をしないでもドレミで読めるようになったのはすさまじく大きい）２．ダイアトニック４ｔｈサイクルを上手に利用。なに言ってんの?と思う人が多いだろうが、要はパッヘルベルのカノンやフライミートゥーザムーンで使われている循環コードのこと。クラシックではドミナントサークルと言う。早い話が機能数字で言えばⅠⅣⅦⅢⅥⅡⅤⅠと、４度ずつ上がっていくと８個目でトニックに戻って、その間にその調における全てのコードを歌えると言う練習にぴったりのコードなのだが、これを全ての調に対してアルペッジョを歌いながらコードを弾いて和声感を摑むと言う練習を繰り返させる。途中からアルペッジョがなくなっているのは、半音ずれている調に関しては（たとえばGとG♭）コードを半音自分でずらせ、と言う具合担っている。もう、すごく便利ね。意味も分からず歌っているうちにその調の７つのコードを自然に覚えられるようになっている。これはきっとずいぶん昔からあった練習方法であり、しかし異常なまでに効果的だ。これをやる前とやった後だと、音のつかみ方が段違いである。普通の移動ドのテキストを摑むよりはるかに早くいろんな音をつかめるようになるはずである。ほかにもいろいろあるのだが、この本最大の特徴はこの二つだろう。メジャー７ｔｈなんてクラッシックでは使わない!と言う人は多いが、ヘンデルはめちゃくちゃ多用している。バロックの時代に流行ったゼクエンツはダイアトニック４ｔｈなしには語れないからである。クラッシックをモーツァルト以降と限定している人は多いが、本来クラッシックの運動を始めたメンデルスゾーンが、初めて他人の曲を演奏してお客からお金を取ったのはバッハのマタイ受難曲である。勉強してない人が悪いのだ。何より、この本の最大の魅力は「大人のほうがむしろスイスイ読める」と言うところではないか。大人と言うかおじさん。懐かしい曲を譜例に挙げているし、基本的に取り挙げているもの以外の譜例もなんだかとってもマンシー二やガーシュウィンっぽいのばかりである。５０年代から７０年代にかけての曲が多いのです。僕は７６年生まれだから微妙に引っかかっていないのだが、子供のころに聞いた記憶がある曲が結構あった。そして、どうして大人でもやれるかと言うと「簡単」だからなのです。移動ドと言うものは、難しいものを数やることよりも、簡単なものをマスターしつつ和声感を身に着けるほうがはるかに大事なんですね。ダイアトニック４ｔｈのアルペッジョをやって、そのことを確信しました。前半がハ長調を徹底的にやっていて、「こんなものできるや」と思う人が多いと思うのですが、全部暗記するくらいの勢いで、と言われたら大変だと言うことがわかるのでは。出来ないと思うでしょ?出来るんですよ。なぜか?音が７個とそのオクターブ上下しかないからなのです。今まで８８個あると思っていた音が７個になるわけですよ。ハ長調だから当たり前だって?でもね、移動ドはすべて７音の音程（音程とはそもそも音と音の間の幅の事を指す。音程差、と言う木庭を使うプロがたまにいるがあれは勘違いである）、つまり１度からどんなに飛んでもまあ１５度。この本では８度以上は出てこない。一つの楽器を想定すると普通は９度は旋律としては書かない。現実にはでてくるが。それは旋律的はたいていの場合切れている。説明が長くなったが、つまり音の数が減ることにより（最初は長調しかやらないから本当に７つしか音がない）、「意外なほどに」暗譜できるようになるんですよ。暗譜できてなくても長期記憶の中から移動ドで歌っているうちに引っ張り出せるようになる。これは固定ドで本番を繰り返してきた人なら分かるはずのことだが、すごいことなんですよ。固定ドで本番を繰り返してきた人は「５本本番やったら５本前の作品が出てこなくなる。１週間練習したら戻る」と言うことを経験しているはずです。俺はそんなことはない?ほんとですか?自分に正直になってますか?別にどちらでもいいんですけどね。僕が言っているのは常人の話。自分が常人ではないと言い張るのであればそれはそれでよいかと。とにかくやたら引っ張り出しやすくなるんですよね。だから昨日やったことがスルスルとでてくるようになる。ほとんど快感である。そう、こういう快感は初めてハ長調の転調を一切しない曲を勉強したとき以来ではないか。そのとおりなのですよ。つまり、移動ドはパソコンで言えば脳内のショートカットなのです。いや、圧縮ファイルと言うべきか。移動ドと言うプログラムがかかっている曲を７音で歌うように命令すると、圧縮ファイルから音楽がするっと出てくるわけです。脳の負担が一気に減るんですよね。自分は移動ドなのに減らないって?そういう人こそこの本をやるべきです。たぶんそれは、臨時記号の問題がクリアできていないか、そもそも移動ドで全部読めていないか。後者だと悲しいですね。でも大丈夫です。どちらもこの本でカバーできます。予感なのですが、これで勉強するとかなり多くの「今までバッハを覚えられなかった人」が覚えられるようになるではないでしょうか。５０になるまで音楽やってきて、それでも人までバッハを弾くのが怖いあなた。この本を手に取るべきですよ。たぶん、勘がいい人なら３ヶ月、遅い人でも３年で世界が違って見えるはずです。これまで分からなかった時間から考えると、はるかに短いですよこんな時間。何せ、今までのコースは分からないままに死ぬはずだったのですから。いやはや、すごい本が出たものだ。これはソルフェージュ革命だろう。案外バッハのブームがジャズピアニストの間で起こるかもしれない。そんな予感すらある本なのです。すごく簡単でシンプルなことを繰り返すだけで世界が違って見える。こんな素敵なことって、なかなか無い。ジャズと書いてありますが、バロックを理解出来ない、理解したいクラッシックの人達も手に取るべき本だと思います。いや、そもそも今までの移動ドで一つの瑕疵もなく説明できていたのは古典派と前期ロマンはだけなのだから「私はそこ以外やらなくてもいいの!」と言う人以外は手に取るべきでしょう。コールユーブンゲンも悪くない。だがあれはズルをしてしまう。数字を書き込んだものを暗譜して、試験をクリアしたら二度と使わない。そんなソルフェージュは何にもならない。全ての楽譜を常に移動ドで読むのでなければ、何の意味もないのだ。コードがあなたの和声感を助ける。移動ドは決して退屈なものでも、複雑なものでもない。移動ドは今まで使っていた脳の容量を１０分の１にする、そういう実行プログラムなのですね。ダイアトニック４ｔｈサイクルのコードに乗って移動ドを口ずさめば、日に日に耳が良くなっていく。こんなに簡単でいいのだろうか。いいのだ。音楽は、本来簡単なものだったのだ。４０手前でそのことを知って、それでも良かったと心から言える。著者に感謝したい。