「昭和・平成ライダー」「20・21世紀戦隊」「ウルトラ特撮」に続く、今回は「東宝特撮映画＆ＴＶドラマ」を扱った新たな講談社特撮ムック。全40号のプレ創刊号です。今回はサービスなのか、従来シリーズより、ちょっと厚めです。【一部訂正】劇場作品では、最初私は「獣人雪男」は不掲載と書きましたが、ちゃんと掲載されていました。お詫びして訂正させて頂きます。「ノストラダムスの大予言」は収録されていましたし「東京湾炎上」「地震列島」といった比較的マイナー作品もフォローし、大林監督の「House」をも扱う様です。ＴＶシリーズもレインボーマンやダイヤモンド・アイ、ゴッドマンやグリーンマンだけでなく、牛若小太郎だって収録予定の反面、やはり注目の「メガロマン」は不掲載でした。残念。どの作品が好きか？の人気投票でもメガロマンは最初から選択肢に入っていないので、今回は(も)収録は見送りです。スタッフ・キャストインタビューでは、今回は水野久美さんが、デビューから特撮作品を中心に東宝時代を振り返っておられます。水野さんは「ゴジラ ＦＩＮＡＬ ＷＡＲＳ」に関しても言及されていますが、こちらのエピソードは初公開ではないか？と思われ、僅かですが「気になる嫁さん」にも触れています。本号は「東宝特撮・劇場版＆ＴＶ作品総合カタログ」の如く壮観な内容と言えると思います。大きなお世話ですが、今後の号での”50~60年代の東宝特撮作品”のスタッフ、キャストインタビューは、お元気な方がだいぶん限られてきているので、どんな方が登場されるのか、そちらも気になるところです。なお上述の人気投票は、本書添付のハガキ(切手不要)、又はＳＮＳ上からも応募可能です。抽選でQUOカードを進呈との事です。フォーマットや子細な解説の充実ぶりは、これまでのシリーズで立証済みなので、今後（4月から予定）の発刊が楽しみです。ファンの方、興味のある方、まずは本書をぜひ１冊お手元にどうぞ。

観始めた瞬間から「なんだこれ？」がずーっと続くの。ずーっとって言うほど長い作品じゃないけれど(笑)物語なんて、あって無きがごとし。いや、はっきり言って中身なんて何もないの。スッカスカ。でもね、ただのク〇映画って切り捨てるのはなんか惜しいって思ったの。上手いのか、下手なのか、わけわかんないチェロ？の不協和音で心がおろし金で掻きむしられるような不快感の味わいがなかなかよかったかなぁ。こんなアート映画、今まで観たこたないよ(笑)

少し前に庵野監督の『帰ってきた～』を観たのですが、あれを再度「劣化」コピーし直した様な作品でした。アマチュア作品なので「セット」がチャチいのは仕方ないです。問題はそれ以外。まず脚本が致命的に駄目駄目。「パワハラ受けていた転職先の社員が蛸になり、パワハラをしていた相手のみを＊害し、他には被害もほぼ与えず、社員二人以外には誰の目にも触れないまま消失」とかは昭和や平成初期ならまだ辛うじてあり得るかもですが、スマホがあるような現代で『それはないやろ』状態。どう考えてもマスメディアの取材ヘリが追ってるでしょうし、危険だからと政府が止めても住民なりが誰も見てないのは不可解。何故なら避難する程の被害や危険を及ぼしてないうえに、①全員避難済ならパワハラ相手が避難してないのがオカシイ②パワハラ相手同様に避難してない人が多数なら見物人ゼロはオカシイのでどちらでも「オカシイだけ」に。つまり物語の設定と描写を合わせる気が無い状態。そこをしっかり説明描写するか押さえる表現をすべきなのに、それをしてない時点で駄目駄目。じゃあ「敢えてボカシテいるのか？」と言えばそうでもなく、主人公の独白なりをテロップで全部出していく劣化庵野監督手法。それをするなら上記の問題をクリアする台詞を入れれば良いのに肝心な部分を入れてないのでリアリティが微塵も無い。そこに、リアリティ皆無の演技。全員素人なのでしょうが、余りに雑な演技なので前述の問題が更に浮彫に。で、ラスト。もう駄目駄目過ぎて言葉を失うレベル。中学生か高校生が部活で文化祭用に撮った作品レベルの内容であり、かと言ってそれをどこかへ出しても酷評される様な質。を、大人が作ったのですからどうしようもないです。それでも、鮫映画みたいな「ネタ」になるようなものも一切無く、『名前が蛸風な苗字の人を蛸にしたら面白そうじゃね？ｗ』みたいなノリだけで作った様な作品。中高生レベル。でも、完全素人な人が、「最初の１作品目」で作ったなら、悪くは無かったとは思います。問題はこれがアマプラで出てきたことの方。意味がわからない。アマプラに出てきたのでそれなりに質が高いのかと思ったら、全くそうでは無かった作品でした。製作陣と同じレベルの人にだけは刺さりそうですが、そうではない人には観る意味も価値も無いかもしれません。

ホーム映画として見たら頑張っている方だと思う。ミニチュアの造形などはよくできていると感じるが、エフェクト面は物足りない。ともあれ期待値を高くして見なければいいと思います。

こういうショートショートは四コマ漫画になってないといけない。起承転結がはっきりしているという意味だ。この映画に当てはめてみる。起：人間関係で前の会社を辞めた主人公は転職した。新しい会社の面接官はよさそうだったが・・・承：八芦というダメ社員はみなからパワハラを受けていた。急に無断欠勤した。転：社長が支店にきたので支店長は好成績を報告した。ところがそこへ巨大なタコが現れ、パワハラをしていた５名を殺傷した。結：主人公が女子事務員と海岸へ行くと八芦が倒れていた。彼が巨大なタコになって復讐したのだった。これって、八芦＝八つ脚＝巨大タコ　ということだけ。こんなの最初から分かっている。「結」が「オチ」になってないから、ダメだろう。超短編映画にはこういうオチなしが多い。

アマチュア作品？そんな感じの１２分の短編。壮絶なイジメがあったわけでもなく、復讐劇としては納得度は弱め。一番びっくしりたのは、ミニチュアのおもちゃ度。あんな低レベルのミニチュアを見せるなら、そんなシーンはなくてもいいと思う。むしろそこ一点に金をかけて、びっくりするような完成度のものを見せていただけたらまだ映像としての価値はあったかもしれない。現状ではアマチュアが趣味で作った低予算（おそらく１００万もかかってない）短編、でしかない・・。ギャグでもないし・・いやむしろミニチュアの未完成度を笑ってみられるようなギャグ作品の方がまだ見られた気もする。

「こんなアイディアどうよ？」という最初の思い付きをそのまま作品にしちゃった感じ。このストーリーが基本にあって、そこから膨らませて掘り下げて深いドラマにしてほしかった。出演者はみんな素人だし、特撮セットもオモチャだ。それはいいのよ。そういう環境で作ってるんだからこっちだって納得できる。昭和のゴジラだって東宝戦争映画だって、今見たらすげーチープだけどそれがかえって楽しませてくれる。この作品がつまらないのはシナリオがまったく練られていないからだ。それって、予算がないとかの言い訳ができないことだよね。でもやろうと思えば金をかけずに出来ることだよね。

昭和を彷彿させる特撮系！？12分なら費やす価値はあるかもしれな･･･。

どこか懐かしさというかそんなものが感じられる。よく判らないのですが天野総理の会見はビックリしましたね。

こんなつまらんもの作るな。恥を知れ。それだけのモノです。