人種差別とそれを超えた絆を描いた社会派サスペンス豪雨の夜、囚人を護送中のトラックが崖から転落し護送中の白人と黒人の囚人二人が、互いに手錠で繋がれたまま逃亡します。人種的な偏見の色濃い時代、お互い憎しみあいますが逃亡には二人の協力が必要です。彼らは仕方なく協力し合って逃亡を続けます。辿り着いたのは小さな街。そこで白人の母子家庭の家に押し入り、手錠を外して貰います。しかし、そんな小さな街にも否応なく人種差別が苦しめます・・・。ラストのポワチエの口ずさむ歌が何とも言えません。鳥肌ものです。とにかく演技が恐ろしく上手いうえ、監督の力量が素晴らしい作品です。

表紙を見ると、うすうすストーリーが予想される。わずか２分半足らずの劇場予告編を観ると、予想がそう大きく外れてはいないような手ごたえを感じる。多くの劇場予告編は観客の興味を引きつける事を目的にするため、多くは筋立て通りではなくアトランダムに興味を起こさせる映像をつなげることが多いが、ここでは真正直に流れに沿っているため本編のミニチュアになっていると言ってよい。人種問題を底辺に２人の友情が培われていく過程が骨格である事は、予告編の段階で充分伝わってくる。観客は予告編から削られた導入部分と完璧に隠されたエンディング、そして何よりも２人の名優の名演を楽しみに観る事になる。シンプルなストーリーだが期待は裏切られない。この作品に関しては本編を観てから予告編をみることをお勧めする。

馴染みのあるPayPay産みの親の国の映画。内容はしっかりしてました。ただ、気をつけているとなんとも言えない映像。駒落ちするクラッシュ、フラフラなんとなく落ち着かない室内撮影。まるで一眼カメラの動画機能使ったような感じ。実際それで映画を撮っている事はよくあるようです。それ用のシネマ一眼なんて謎のカメラをキヤノンでも作るぐらいですので、結構需要はあるのでしょう。それを見ている間にあまり気にもならず一話でも見てしまったのなら、お話や演技に引き込まれたと言う事になるのかもしれない。中国と張り合うと言われる国。どちらも恐ろしい速さで変わっている。根拠のないイメージと現実の町並みに齟齬が生じていないかだけでも見る価値はある。侮り癖にどっぷり浸かっても、いつの間にか現実は後の雁が先になることはよくある。

インドにおけるマジョリティのヒンドゥー教とマイノリティ側のイスラム教、インドのドラマなので当然ヒンドゥー教徒は正義として描くのですが、やはりわかりやすい悪役としてイスラム原理主義者とパキスタンが使われています。そこらへんはハリウッド映画と同じでわかりやすい勧善懲悪のスパイ映画かと思いきや、テロに身を投じるイスラム教の青年の怒りの理由やイスラム教徒に対する差別や嫌がらせ（牛のトラックの場面）は誤魔化さずにちゃんと見せていたのがよかったです。ただ、家庭での父親というキャラクターを押しだすあまり、中盤にかけて中だるみします。4話くらいでやってくれた方がよかったかな。

まだ最後まで見ていませんが、第四話までの感想で「おもしろい！」です。インドのドラマは初めてなので、風景や街の人達の様子も新鮮に鑑賞できました。ストーリー展開は見慣れた海外ドラマと少し違う、イギリスドラマのような重苦しさはなく、アメリカドラマのような不健全さも控えめ。このへんがインドの持ち味になっていくのかなあと興味深く見ています。牛肉の販売や国歌で起立とか、奥さんの女心の揺れ方とか、こういうのがインドなんだなあと改めて関心したり。突然踊りだすラブコメしか知らなかったのでこれからももっとインド作品をみていきたいです。他の方も指摘していましたがゆるめの流れなので一気に見させるけん引力はないです。だから☆4。持ち味として楽しむ寛容さがあれば楽しめます。あと、俳優が濃いめぞろいの顔立ちで時々区別がつかなくなるｗ主人公は眉毛がない（うすい）のですぐわかりますがテロリスト側がヒゲ+濃厚面ぞろぞろ。外人がアジア人を区別できないのがわかりましたｗ奥さんが美人で、肉付きもよくて好感もてましたｗ

One of the best series I have seen in 2020 (till now)!The choice of actors, the direction and the action choreography are all top class, and not the typical Indian drama series one expects - which, for me, is overdramatized to the point where it simply becomes comical. While there are some points where the storyline fails to connect seamlessly, this is a must-watch series even if you don't understand Hindi / Urdu / Malayalam / Tamil / etc.While all the actors' performances were brilliant, I found that no one could have played the main protagonist better than Manoj Bajpayee. His personality and acting skills are perfectly suited for a role like this - A middle-class Indian man serving his country for the nation's betterment rather than personal betterment. I hope he does come back in Season 2.Oh, the closing tracks are fantastic as well... if you are a rock fan :)PS: Can we get English / Chinese subtitles as well please Amazon?

やりたい事は分かるが、ホームドラマとシリアス側とのリンクもなくてモヤモヤする。前半の感じでコメディ要素を多少期待していたが、進むにつれて無くなる。慣れないので名前と顔が一致し始めた頃に終わった。

最初観始めた時音声と字幕が合ってなくて、断念したんだけど、インド映画大好き人間の私は諦めきれずにしばらくしてもう一度観始めたら字幕の不具合がなくなってて大変に嬉しかった。早速シーズン１を待ちめてみたが、快適に視聴できた。テロとの戦いに挑む主人公は家族にはそのことを知らせていないため様々な不具合が起き、家族との中は険悪になる。妻には嘘つきと呼ばれ、信用は完全に失墜。それでもなんとか家族に気に入られようとする情けない主人公。家庭人としての主人公のヘタレ具合と捜査員としての有能な活躍ぶりのギャップは必殺仕事人の中村主水を思い出させる。ストーリーは家庭と仕事上で発生する様々な危機的状況が絡まって目が離せない展開。シーズン１では途中まであまり大したことのない雑魚のような犯人を追いかけることに終止してて、なんだか冴えないところもあるけど、次第に盛り上がってくる展開。主人公が決してスーパーマンでないところがとても良い。数々の失敗をし、守ろうとした国民からも恨まれる始末。部下も失い、そして・・・・。ということで評価がかなり低いだけど、ぜひ多くの方に来ていただきたいと思い星５つとした。夜の戦闘シーンも多く、画質が暗い場合が頻繁にあるけど、それを我慢して見る価値がある。ちゃちい低予算のドラマだとは思うが、脚本も優れているし、役者さんたちもみんな個性的で味があって、大げさかもしれないが、私的には、ちと言い過ぎかもだがは映画のインド傑作「バーフバリ」に匹敵する面白さだった。

描かれているインドとパキスタン、カシミールの問題は、たいへん深刻である。その複雑な現実のなかで、より良い明日のため、そして家族のために頑張る諜報員の闘い！……を描いているはずなんですけど、なんか軽いんですよね。いろいろ伏線はあるけれど全部ぶんなげ。「で？」っていう感想になってしまいますね。口直しにジョーカー見に行きますわ